持病でヘルニアを抱えている看護師は、かなりの数となっています。
看護師の業務の中では,自分より体の大きい患者さんを一人で抱えて、車椅子へ移乗させたり、トイレの介助をしたり、オムツ交換したりすることは、多いです。
そのため、腰への負担はかなりのものとなるので、ヘルニアは看護師の職業病といっても過言ではありません。
ヘルニアの療養後、看護師として再就職しようと思う場合、まずは腰への負担の少ない職場を探すべきです。
いったい、どんな部署がおすすめなのでしょうか?
目次
ヘルニアの看護師が再就職するとき、おすすめな部署
ヘルニアの看護師が再就職するとき、おすすめな部署は、ずばり介護施設と健診センターです。
ヘルニアの看護師が再就職先を選ぶときに、一番注意すべき点は、「腰への負担が少ない」職場です。
看護師にとって、腰への負担が少ない仕事とは、力仕事が少ない、長時間のデスクワークがない、立ったままでの仕事が少ないです。
この3つの条件を満たすのが、介護施設と健診センターです。
介護施設なら、移乗介助や排泄介助などの力仕事のほとんどは介護士さんが行ってくれるので、看護業務に専念できます。
また、計画書などの書類作成のデスクワークが多少はあるけれど、デスクワークばかりではありません。
外来のように、立ちっぱなしの仕事でもありません。
健診センターでの看護師の仕事は、採血などの検査や次の検査の準備が中心なので、力仕事はありません。
そのため、腰への負担が少なくてすみ、ヘルニアの看護師にとっては、体力的に働きやすい職場が多いです。
ヘルニアの看護師が再就職するとき、意外とNGな職場
力仕事が少ないので、腰への負担が少なくて大丈夫そうと思いますが、意外とそうではないのが、外来業務と治験コーディネーターです。
外来業務
外来業務は排泄介助はほとんどないから、腰の負担は少ないように見えますが、立ちっぱなしの業務となってしまいます。
力仕事はなくても、立ちっぱなしは腰への負担は大きいです。
治験コーディネーターや企業の医務室
力仕事はないですが、デスクワークが主になってしまいます。
体力的には負担は少ないですが、デスクワークばかりだと腰への負担も大きくなってしまいます。
ヘルニアの看護師が介護施設へ再就職するとき、気をつけるべきこと
「面接でヘルニアのことを話して落とされてしまったらどうしよう」と思い、隠してしまう方もいます。
しかし、これは間違いです。
ヘルニアであることを隠して再就職し、働きはじめて症状が悪化してしまうことがあっては、看護師として働くことができなくなってしまうかもしれません。
いつもは力仕事がなくても、たまたま介護士が手薄になり、排泄介助などしなければならないときもあります。
そんなとき、事前にヘルニアの持病があることを伝えていれば、他の職員のサポートも得られやすいです。
ヘルニアの看護師が再就職を検討している場合、面接時にヘルニアの持病があることを必ず伝えることを忘れないで下さい。
ヘルニアの看護師が介護施設へ再就職するとき、確認すべき仕事のポイント
介護施設なら、腰への負担が少なく仕事ができそうと考えられますが、実際の仕事内容は再就職してみないとわからない点が多いです。
面接時には「力仕事はありません」と聞いていたのに、排泄介助や入浴介助などもあり、実際は看護業務より介護士とほぼ同じ仕事内容だったという場合も少なくありません。
また、記録や書類作成などのデスクワークも思った以上に多かったということもあります。
仕事内容は、その施設で実際に働いている職員からの声を聞いて確認するのが一番の方法です。
しかし、自分から聞き出すことは無理だし、知人、友人からの紹介ではない限り、なかなか職場の生の声を聞くことは難しい場合が多いです。
「聞いていた話とは違う」といったことにならないよう、ヘルニアの看護師が再就職する場合は、実際の業務内容をしっかりと確認することが大切です。
ヘルニアの看護師が介護施設へ再就職するなら、ますは転職サイトに相談
ヘルニアの看護師が転職先を見つけるとき、一番欲しい情報は、腰への負担のある仕事や力仕事があるかどうかです。
そのような情報は、ハローワークや施設に尋ねても、「そんなに重労働はないですよ」「キツい仕事はないと思います」など曖昧な返事しか返ってきません。
一番欲しい情報ですが、自分自身で確認することが難しい情報です。
こんなとき、看護師転職サイトを利用すると、聞きにくい情報も転職コンサルタントがきちんと確認してくれます。
ヘルニアのため、再就職を検討されているのなら、まずは看護師転職サイトに登録して相談してみてはいかかでしょうか。