年配の看護師を苦手としている同僚の看護師はたくさんいます。
看護師という職業を天職として、定年まで現役を続ける看護師さんがいます。
看護師は経験を重んじる職場でもあるので、年功序列的な風習が残っている職場も多いと思います。
しかし毎年新人は入ってきます。
最初は年配看護師の働きぶりや、発言力にすごさを感じる若手看護師も、時がたってくるとあれ?と思う部分が多々出てくることと思います。
年配看護師の言動に「おかしいな?」が積み重なると、どうしても好きになれない看護師という風になってきます。
年配看護師のことを悪く考えてしまう自分が嫌になってしまう方もいらっしゃることと思います。
自分がおかしいのかな?と考えてしまっている若手の看護師さん、心配しないでくださいね。
そんなあなたの考えは間違ってはいません。
一人で悩まないでください。
周囲の看護師さんも口に出さないだけで、実は心の中で思っているのです。
「仕事だから・・・」
でも自分の心を押し込んでまでずっと仕事をするのはつらいですよね?
どうしたらいいのか悩んでいますよね?
自分を責めてしまっているあなたのために、年配看護師のデメリットとメリットをお伝えします。
年配看護師のことが分かったとしても、つらい心が癒されないときは考えましょう。
きっと道はあるのです。
年配看護師は融通が利かないから苦手
年配看護師は、経験を優先させてしまうところがあります。
最近の新人や若手の看護師は、大学卒業や新しいカリキュラムで勉強をしてきています。
そして新しい知識を持って職場を良くしようと日夜努力をします。
しかし、なかなか病棟に浸透しません。
なぜでしょう?
年配看護師が首を縦に振らないからです。
なぜ首を縦に振らないのか
新しいことを知らないという恥ずかしさ、そして新しいことを受け入れる力がないことが、原因で年配看護師は首を縦には振りません。
じゃあなぜ黙ってないのか?
知らないなら素直に受け入れてくれればいいのに、という言葉が聞こえてきそうです。
その通りなんです。
なんで黙っていてくれないのか?
自分の居場所を誇示したいからです。
年配看護師はわかっているのです。
自分の立場が。
しかし自分の看護観を曲げるだけの勇気がないのです。
そんな考えの年配看護師です。
ここをうまく通過できないから病棟が古いままの体制が続いてしまうのです。
患者様にも影響が出る
そんな年配看護師の融通が利かないせいで、病棟がいつまでたっても古いままの体制が続くことでやはり患者様にも影響が出てきます。
時間がかかる
新しい体制で仕事ができれば効率も上がり、患者様への負担も減るのに
古い体制のままで時間のロスが生じます。
その時間のロスで患者様の「安全・安楽」が快適にならないのです。
そうすると患者様からも年配看護師への不満が出てくることになります。
年配看護師が役に立つこともある
年配看護師は色んな患者様を見てきています。
もちろん人生経験も豊富です。
コミュニケーションもものおじすることもないでしょう。
インシデントが出た時、患者様からの暴言・暴力がみられるとき、家族からの苦情があった時などは、大いに年配看護師が役に立ちます。
苦境にさらされたときは年配看護師が強い。
頼られると喜んでくれる
年配看護師は、若手に頼られると喜びます。
上手に仕事で付き合えるようになりましょう。
お給料も若手よりはもらっていますので、ここぞの時には頼ってみましょう。
苦手な年配看護師がどうしても好きになれないときの最終手段
職場で年配看護師と仕事として割り切っているけど、やはり自分のしたい看護にたどり着くこともできずに悩んでいるあなた。
そこだけがあなたの居場所ではありません。
きっとあなたの能力が開花させてもらえる若い看護師が中心となっている職場はあるはずです。
せっかくの能力を閉じ込めないで、開花させてもらえる職場を選びましょう。