「看護師でいじめにあってるけど仕返しするのは無理だよね…」
「いじめてくる看護師ってくだらない!だけど、やられっぱなしも悔しいから、簡単にできる方法で仕返しできたらいいのに…」
看護師の世界っていじめが多いですよね。
仕返ししてやりたい!と思っても、どうやって仕返しをしていいか分からないから、何も言えずに耐えるだけ…という看護師が多いのではないでしょうか?
でも、看護師がいじめられたら仕返しする方法があるんですよ!
それに、いじめてくる看護師の思い通りにならないようにすれば、仕返しをしないでもいじめてくる看護師に勝つことができます。
今回は、いじめにあった看護師が仕返しをしないで勝つ方法と効果的な仕返し法について説明します。
いじめてくる看護師にやり返すことができれば、すっきりしますよ!
看護師がいじめにあって仕返ししたいと思う時
明らかに他の看護師とは態度が違う時
看護師がいじめにあって仕返しをしたいと感じるのは、自分だけ態度が違う扱いを受けた時です。
自分以外の看護師にはニコニコして話しかけているのに、私が話しかけた時には聞こえないフリ…無視するなんて!!
こんな扱いを受けたら仕返ししたくなりますよね。
故意に嫌がらせをされた時
わざとぶつかってくるなど、故意に嫌がらせをされた時にも「は?なんで?」とイライラしますよね。
時には、ロッカーを勝手に開けられて、私物がなくなったり、ゴミのようなものを入れられていたり…そんな悪質ないじめをしてくる看護師もいます。
悪意を感じる発言をされた時
看護師の仕事は責任が伴うので、ミスをした時にはキツイ一言を言われることがあります。
それは仕方ないのですが、「そんなことも分からないの?頭悪いんじゃないの?」など悪意を感じる発言をされると、ムカッとして何倍にもして仕返ししたくなりますよね。
指導という名目で理不尽な扱いを受けた時
自分よりもベテランの看護師から「指導者として言わせてもらうけど…」と、指導という理由で執拗ないじめにあうことも珍しくありません。
新人看護師だとプリセプターの看護師と一日中一緒にいることもあるし、何かにつけて行動をチェックされるので、指導者からのいじめは深刻な問題です。
ここまで、看護師がいじめにあって仕返ししたいと思う時はどんな時かについてお話しました。
あなたは「今まさにそういう状況だ。だから仕返しの方法を知りたい」と思っていますよね。
でも、実際に仕返しをする前にあなたの気持ちを収める方法があります。
ちょっとお話を聞いてみませんか?
もし、聞いてくださるのなら次項をお読みください。
「いやいや、気が済まないし、とにかく今すぐ仕返ししたいから早くその方法を教えてほしい」ということであれば、「看護師がいじめにあって効果的に仕返しする方法」からお読みください。
看護師がいじめにあって仕返ししたい時に気持ちを収める方法
これからお話することは対症療法であり、実際に仕返しをするというわけでなく、感情をコントロールしてストレスをなくす対策法になります。
対症療法とはいえ、そもそも仕返し自体が馬鹿らしいと思えてくる方法であり、感情的になったら損と思える方法です。
感情的になったら損
悲しみの感情を持たない
いじめを受けている看護師に覚えておいてほしいのは、どんないじめを受けたとしても悲しんでいる姿を見せないほうが良いということです。
いじめをする看護師は、自分がいじめたことであなたの感情が乱れるところを見て喜んでいます。
いじめをする目的は、いじめられた看護師が悲しんだりショックを受けている様子を見て、自分が優位に立っていることを確認することなんです。
「人の不幸は蜜の味」と言われているように、人間は自分以外の人が不幸になっているところを見ると「あの人よりは恵まれているな…」と自分のほうが優位に立ったように感じて安心する生き物なんです。
あなたがいじめられて悲しんだり、落ち込んだりしたら、いじめてくる看護師の思うつぼということです。
だから、非人間的なことをされたとしても、それを正面から受け止めないようにして、できるだけ動揺しているところを見せないように頑張ってみてください。
いじめられても動揺しないというのは、消極的な仕返し方法です。
しかし、いつもはいじめられて泣きそうな顔をしているあなたが平気な顔をしていたら「なにあの子!顔色ひとつ変えないで!悔しい!こっちが負けた気分だわ!イラつく!」と、いじめてくる看護師に思わせることができます。
いじめてくる看護師に悔しい思いをさせられると思うと少しスカッとしませんか?
それに、心はトレーニングすることで強くすることができます。
最初はいじめられるたびに泣きたくなると思いますが、少し距離を取って状況を見るようにしてください。
「この人またいじめてきたけど、他にすることないんかな?」くらいの哀れみの気持ちで、相手を見ていると段々あなたの心が鍛えられていきます。
いじめてもショックを受けない看護師だと思われれば、いじめがトーンダウンしていく可能性がありますよ。
怒りの感情を持たない
あなたをいじめてくる看護師はどういった人でしょうか?
人をいじめないと満足できない看護師なのだから、人間的な魅力にあふれている人気者タイプじゃないですよね?
いじめてくる看護師は自分にコンプレックスがあったり、何らかの満たされない思いがあったりする人が多いです。
そう思うと、いじめてくる看護師って可哀想だと思いませんか?
自分の実力で勝負することができないから、人をいじめることでしか心を満たすことができないんです。
いじめてくる看護師の気持ちを想像すると、いじめられた時の気持ちが少し変わってくるのではないでしょうか。
いじめてくる看護師を「憎い!」「あいつに勝ちたい!」と思うと、対抗心しか出てきませんが、「可哀想な人なんだ…」「哀れだな」と思ってみると冷静に対処できるようになります。
メラメラと対抗心を燃やすといじめられた時のショックが大きくなるので、あなた自身の心を守るためにも、いじめてくる看護師の気持ちを想像してみてくださいね。
実際に仕返しをしないほうがいいもうひとつの理由 – 自分への評価を下げないことが大切
いじめられて仕返しをしたいと思うと、他の看護師を味方につけて数で対抗しようと思うかもしれませんが、仕返しに他人を巻き込むのはおすすめできません。
あなたがいじめられている話をしたら、「ひどいことするね!仕返ししようよ!協力するよ!」と言ってくれる人がいたとしても「でも、〇〇さんもいろんな考えがあってのことだろうから…」と、言っておきましょう。
いじめてくる看護師を完全に悪者にしてしまわないほうがあなたの株が上がります。
ここで、「あいつムカつくから徹底的に仕返ししよう!」と盛り上がってしまうと、悪意を軸にした人間関係ができあがってしまい、結果的には病棟の雰囲気がさらに悪くなってしまいます。
それに、ドロドロとした悪い感情でつながった人間関係は長続きしません。
仕返しのためだけに人との関係を深めるというのは、他人を自分のために利用しているということですから、良い人間関係が築けないのも当然です。
また、最初は仕返しのために協力してくれたとしても、いじめてきた看護師に仕返しをしているうちに「この人怖いわ…」とあなたの評価が下がってしまうことは間違いありません。
いじめてきた看護師にいじめ返すような方法で仕返しをすると、あなた自身も人をいじめる看護師になるということです。
いじめられた時に仕返しばかりに夢中になってしまうと、本来の目的を見失ってしまいます。
いじめの仕返し以上に大切なのは、あなた自身への信頼をなくさないことです。
仕返しに協力してもらったり本音を言うのは、親友レベルの看護師だけにしておきましょう。
ここまで、感情的になって仕返ししたいと思わないように感情をコントロールする方法についてお話しました。
しかし、「やっぱり私は感情的になって損をしてもいいから、どうしても実際に仕返しをしないと気がすまない」という方もいるかもしれません。
そこで、そういう方に向けて次では実際に仕返しをする方法についてお話したいとおもいます。
看護師がいじめにあって効果的に仕返しする方法
ここからは原因療法的な内容です。
いじめてくる看護師に仕返しする具体的な方法になるので、仕返しするためなら感情的になって損をしてもいいし、手間とは思わないという方は参考にしてみてください。
証拠を集めて外部機関に相談する
いじめにあった時にしておくべきことは、証拠集めと記録です。
特にパワハラに該当するような立場が上の看護師からのいじめの場合には、詳細に記録を残しておきましょう。
記録の仕方は、とにかく細かくが基本です。
日付や時間はもちろん、発言内容やいじめられた時のあなたの感情も記しておきましょう。
いじめられた時の感情の記載例
- 〇〇さんに無視をされて思わず涙が出てしまった…せめて返事くらいはしてほしい。
- ロッカーの中が荒らされていた…病院に行くのが怖い。今すぐにでも仕事を辞めたい。
メールの文面など証拠になるものは、プリントアウトするかデータを保存しておいてください。
他にも、ICレコーダーやスマホで音声を記録しておくと良いですよ。
スマホで動画が撮れれば、それも証拠として使えます。
精神的なショックで病院にかかる機会があったら、診断書を必ず出してもらってくださいね。
受診したという事実を作っておくことで、それが「いじめ」認定に役立つことがあります。
診断書は証拠として効果的なので、いじめられて辛い時には迷わずに受診しましょう。
これらの証拠が集まったら、厚生労働省の出先機関である労働局に相談することができます。
労働局は各都道府県に設置されています。
一例:東京都の労働局
パワハラだと認定されるようなケースの場合には、「厚生労働省の総合労働相談」「法務省のみんなの人権110番」メンタルケアをしてくれる「こころの耳」法律系のアドバイスをくれる「法テラス」などたくさんの相談窓口があります。
話を聞いてもらうだけでも、楽になることがあるので上手に活用してくださいね。
看護師長に相談する
看護師長が信頼できる人ならば、直属の上司としてサポートしてくれる可能性があるので、相談してみましょう。
看護師長にお願いする時には、いじめてくる看護師を一方的に悪者にせずに相談することが大切です。
あなたが感情的になっていじめてくる看護師の悪口ばかりを言ったら「このふたりは仲が悪いのね…」と、ただの愚痴だと思われてしまう恐れがあります。
だから、集めた証拠を見せるなどして「いじめ」だと認定してもらわなくてはいけません。
事前に外部機関の専門家に相談しておけば「外部機関の人にもいじめだと言われました」と明言できるので、いじめてくる看護師の言動をいじめだと裏付けるのに役立ちます。
ただの人間関係トラブルではなくれっきとした「いじめ」だと、認定してもらえれば、看護師長としても動かないわけにはいきませんから、何らかの対策を取ってくれるはずです。
同じシフトにならないようにしてもらうなど、顔を合わす機会が減れば、いじめようと思ってもいじめられないので被害を大幅に減らせる可能性がありますよ。
しかし、いじめている看護師に看護師長に相談したことがバレるといじめがエスカレートしてしまう恐れがあるので、看護師長には口外しないようしっかりとお願いしておきましょう。
転職する
まだ余力が残っているのであれば、証拠集めや看護師長にお願いをして時間をかけて頑張るのも良いのでしょうが、無理をしていじめに耐えようとしないでもいいんですよ。
いじめてくるような看護師はどこの職場にもいると言われているとはいえ、いじめられて辛いのは今ですから、「もういじめに耐えられない!」と思っているのなら転職を決意してもいいでしょう。
また、外部機関に相談したり、看護師長にお願いしたけれど状況が改善しないという場合にも転職を検討すべきです。
転職で仕返しする方法
転職してしまったら仕返しにならないのでは?と思うかもしれませんが、病院をやめる時には集めた証拠を病院に渡すなどして、いじめられて転職する看護師がいたという事実を残せば大丈夫です。
どこの病院でも看護師不足で困ってますから、看護師が去っていく理由をなくしたいと思っているはずです。
いじめが理由で看護師が去っていく病院になってしまうと一番困るのは病院の経営陣です。
いじめられたことで看護師が転職した証拠を残しておけば、いじめた看護師に指導や注意があるでしょうし、病院全体でいじめがないような対策を行ってくれるかもしれません。
これがきっかけとなっていじめのない働きやすい職場になったら、それが一番良いことですよね。
また、病院にいじめの経緯を話す時に大事なことは、いじめてくる看護師への評価や想像は記録しないで、双方のありのままの会話とあなたの内なる感情だけを記録するようにする。ことです。
「〇〇さんは最低だ!」など悪口に聞こえる話をしてしまうと、証拠を渡しても「ただの人間関係トラブル」として処理されてしまう恐れがあります。
だから、「私は悲しかった」という発言はOKですが、「〇〇さんは性格が悪い」など、いじめてくる看護師の悪口を言わないよう注意しましょう。
病院側はいじめの事実があったかどうかを他の看護師に確認するでしょうから、この時のためにも普段からいじめてくる看護師の悪口を言わないほうが良いんです。
他の人にあなたの発言を信じてもらうためにも、あなた自身への評価を下げない行動をとっておいてくださいね。
いじめの仕返しを考える時には、いじめてきた看護師個人に仕返しをしようとせずにいじめのない環境になるような方法を取ることが大切です。
あなたがいなくなって次のターゲットになる看護師が出てしまったら、同じことが繰り返されるだけです。
あなたと同じような辛い思いをする看護師をこれ以上増やしたくありませんよね。
だから、個人的にいじめてくる看護師にやり返すのでではなく、いじめ自体がなくなる環境を作るためにあなたが一肌脱いで、いじめのない環境へと変えていきましょう。
転職先の決め方
いじめが原因で転職をする際には、いじめてくるような看護師がいない病院が良いですよね。
でも、いじめがあるかないかは求人票を見るだけでは分かりません。
そのため人間関係が劣悪ではない職場を探すために転職サイトを利用してください。
転職サイトには病院の内部事情に詳しいコンサルタントがいます。
コンサルタントにいじめが原因で転職したいことを伝えれば、いじめが起きにくい人間関係の良い職場を見つけてくれます。
いじめのない職場で働ければ、もう悲しい思いをしなくてもいいんですよ。
今回の経験を活かせれば、新しい職場では何があってもうまくやっていけるはずです。
頑張ってくださいね!