そもそも、看護師の係りの仕事って何?
看護師の係りの仕事とは、その病院や病棟などで決められている看護師の仕事の事で、委員会とは別物です。
感染防止委員会、記録委員会、教育委員会、事故防止委員会など、誰もが知っている委員会とは違い、係りの仕事は病院により似たものもありますが、オリジナルに富んでいるものが多いです。
一例をあげるなら、入院時の荷物チェック係、レクリエーション係、○○勉強係、入浴係、環境整備係り、新人教育係り、買い出し係り、雑務担当係りなど、係りの仕事は病院や病棟の仕事内容によって多種多様な仕事があります。
働く場所によっては、思わぬ係りの仕事が負担になり、本来の看護師業務を潤滑に行うのに妨げになっている病院もあります。
「無駄な係りの仕事が多くて大変!」
「こんな係りの仕事をしたくて、看護師になったんじゃない。」
「係りの仕事っていうけど、単なる雑用じゃない!」
私も同感です。
係りの仕事って、入職1年目から付いてまわり、年々増加していく傾向にありますよね。
本来なら、看護師として行う仕事だって多くて大変なのに、係りの仕事までやってれば残業もストレスも増えるのは当然ですよ。
今回はそんな看護師が行う係りの仕事を如何に軽減できるか、または無くすことが出来るのか検討してみました。
係りの仕事ってやるべき仕事なの?
その職場に何かしらの係りの仕事があるなら、係りの仕事はやる必要性があります。
理由は明白、多くのスタッフが必要ないと内心思っていても、否定的な発言や行動をすることで、上司に目を付けられたり、周りに疎まれたりするのを避けるため、右にならっているのです。
また、その係りの仕事が滞ると、病棟業務にも影響する場合があるため、どのような係りの仕事を任されたからと言っても、やるに越したことがありませんね。
係りの仕事って効率的にこなせないの?
係りの仕事をやるのは分るけど、もっと効率よく出来ないの?
と、考えている方もいるでしょう。
しかし、係りの仕事を効率的にこなすには、それなりの経験や要領が必要になります。
その職場に長く勤めている看護師なら、看護師の係りの仕事内容が十分にわかったうえで手を抜いたり、要領よく立ち回ったりすることは出来るかもしれません。
しかし、新人をはじめ経験の少ないスタッフや、要領が悪いスタッフには効率的にこなすのは難しいかもしれません。
係りの仕事っていつからいつまでやるの?
新人からベテランまで係りの仕事はつきものです。
新人でも、ちょっとした雑用から非常に手間のかかるものまで・・・。
先にも述べましたが、働く病院により係りの仕事は色々あります。
しかし、どの病院でも同じような係りの仕事もあるのです。
それは事例検討やケーススタディです。
これらは新人看護師の係りの仕事としては最上級に手間がかかり、精神的にも苦痛を感じる人が多いと思います。
事例検討やケーススタディを苦痛に感じない人もいますが、人によっては精神的に病んで仕事を辞めてしまう人もいます。
看護師の学習のためとはいえ、新人には非常に厳しい壁になると思います。
また、3〜4年目程度から今度はプリセプターとなり、新人を指導しなければなりません。
これも看護師の係りの仕事としては時間も手間もかかる仕事ですね。
さらに、ある程度の経験年数を積んでいくと看護研究をやらなければならない病院もあります!
ベテランになっても、研修会を開いたり、新人や中堅の指導にあたったりしなければなりません。
こう見ると、係りの仕事って結局、新人からベテランになっても続いていく事がわかると思います。
看護師の係りの仕事って、どこの病院が多いの?
働く病院によって違います。
大学病院や総合病院では、事例検討や看護研究、プリセプター指導など時間も負担もかかる係りの仕事が多い傾向にあります。
こうして見ると、係りの仕事は教育に関わる仕事が多いですね。
一方、民間の中小病院やクリニックでは、事務や他部署が行う雑務を係りの仕事とまとめられ、看護師が行う傾向があります。
看護師の係りの仕事をやりたくない・・・。
「どうしても看護師の係りの仕事をやりたくない」
「雑務ならまだしも、事例検討や看護研究はちょっとムリ!」
「事例検討や看護研究ならわかるけど、事務がやるような雑用は却下!」
など、係りの仕事に関して、色々な意見もあると思います。
今いる病院では、個人の意見で係りの仕事を辞めたり、変えていったりするのは困難と感じている方には、働く職場を変えるという方法もあります。
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