「短期間で退職してしまった・・・。面接で退職理由を聞かれたらどうしよう」
「短期間で退職したから面接ヤバいよね。退職理由、絶対聞かれるじゃん。正直に言っていいのかなぁ?」
前職を短期間で退職したら、面接で退職理由を必ず聞かれます。
短期間で退職した人は、面接での退職理由をどんな風に言おうか。
どう言い訳しようか。
どんな伝え方をしたら良いのか。
このようなことをいろいろ迷っていると思います。
確かに、短期間で退職したことは、採用の足枷になります。
でも、面接で退職理由をうまく伝えられたら、足枷を外すことができます。
つまり、短期間での退職というマイナス点を挽回して、採用されるかどうかを決めるのは、面接での退職理由にかかっているんです。
この記事では短期間で退職した時の面接での退職理由のポイントや例文を説明していきます。
これを読めば、あなたは面接で退職理由を自信をもって答えることができますし、希望の企業から内定をもらうことができますよ。
目次
短期間での退職は面接時の退職理由で挽回可能だ!
短期間で退職した人は、面接で退職理由を聞かれることに不安を持っていますよね。
「短期間で退職しちゃったよ。次の転職の面接で退職理由をどう答えよう・・・」
のように不安になるのは当然です。
短期間で退職したら、次の転職が不利になるというのは常識ですから。
でも、面接での退職理由の伝え方によっては、
「短期間で退職した!」
というマイナスポイントを挽回することができます。
退職理由で一発逆転可能なんです。
退職理由で一発逆転!?
そうです!
どうやったら、短期間での退職という事実を面接の退職理由で挽回できるのか?
それを一緒に考えていきましょう。
なぜ退職理由を聞かれるのか?
短期間での退職を面接時の退職理由で挽回するためには、まずはなぜ退職理由を聞かれるのかを考える必要があります。
突然ですが・・・、
はい!あなたは今から面接官です。
面接官の気持ちになりましたか?
面接官を憑依させましたか?
面接官になりきったら、
「なぜ、短期間で退職したら、面接で退職理由を聞くのか?」
これを考えてみましょう。
面接で退職理由を聞く理由は、
- この人、またすぐに退職するんじゃないの?
- 不平不満ばかり言うクレーマーじゃないの?
この2つです。
どんなホワイトな会社でも、すぐに退職する人は採用したくありません。
1度短期間で退職した人は、またすぐに退職するかもと心配になるのは当たり前のことです。
また、短期間で退職した人は、なんでもかんでも「パワハラだ!」、「モラハラだ!」、「セクハラだ!」、「いじめだ!」、「不公平だ!」、「僕の能力を活かしてくれない!」のように不平不満を並べる人が少なくありません。
文句ばっかり言う人って、仕事の結果は残さないことが多いですよね。
だから、このような人ではないかを見極めるために、面接官は短期間で退職した理由を必ず面接で聞くのです。
退職理由でそれを払拭すれば良い!
さて、短期間で退職したら、なぜ面接で退職理由を聞かれるのかがわかりましたよね。
ここまでくれば、もうわかると思います。
そうです!
面接官が不安に思うことを退職理由で払拭すれば良いんです。
- すぐに退職しない
- 不平不満ばかり言うタイプではない
この2つを退職理由でアピールすれば良いんです。
この2つをアピールする退職理由なら、自然と
「この人が短期間で退職したのは仕方がないことだったんだな」
と面接官が思う内容になります。
そして、
「こういう人なら採用してみるか」
と思うはずです。
短期間での退職は悪いことではないから自信を持とう!
短期間で退職した人は、
「短期間で退職しちゃった。ヤバいよなぁ。人生終わったかも」
とネガティブになっていると思います。
でも、よく考えて下さい。
短期間で退職することは悪いことなんでしょうか?
あなたは短期間で退職することは良いことではないと分かっていた。
でも、退職したということは耐えきれないくらい職場に対しての不満があったんですよね。
そんなに不満があるのに、我慢して長く勤めることの何が良いのでしょうか?
さっさと切り替えて、次に進んだ方が良いですよね。
これは20代の人にも30代の人にも言えることです。
不満たっぷりの職場で数年我慢するよりも、さっさと転職した方が良いです。
数年後、あなたは何歳ですか?
転職は基本的に若い方が有利なのですから、数年後よりも今転職した方が条件が良いところに転職できるんです。
だから、自信を持って転職活動をしましょう。
「ヤバい。人生終わった」
とネガティブな状態だと、退職理由や志望動機はネガティブなものしか思い浮かばなくなります。
また、そのネガティブさは面接官にも伝わります。
ネガティブな人なんて誰だって採用したくありません。
だから、ポジティブに前を向いて、自信を持って転職活動をしましょう。
短期間で退職した時の面接での退職理由のポイントと例文
短期間で退職した人は、面接での退職理由が採用のカギになります。
面接での退職理由で、面接官を納得させることができれば、採用に大きく近づくことができますから。
では、面接官を納得させることができる退職理由とは具体的にはどんなものなのか?
退職理由の伝え方の注意点やテンプレート、例文などを説明していきます。
退職理由の伝え方の注意点
短期間で退職した退職理由を面接で答える時は、次の3つのポイントに注意しましょう。
- 悪口や言い訳にならない
- 短期間での退職は不本意であることを伝える
- ポジティブに!
悪口や言い訳にならない
短期間で退職した場合、
「僕は悪くないんですよ。短期間で退職したのは仕方がないことだったんです」
とアピールしようとして、ついつい前の職場の悪口を言ったり、言い訳がましくなったりします。
前の職場の悪口を言う人は、不平不満が多い人と思われます。
また、言い訳ばかり並べる人は自己保身に走り、結局は職場の悪口を言っているのと同じことになります。
だから、退職理由では悪口や言い訳にならないように気をつけましょう。
短期間での退職は不本意であることを伝える
面接で退職理由を述べる時には、
「短期間で退職するのは不本意なことでした」
と言うことを伝えましょう。
これを伝えることで、
「短期間で退職するのはやむを得なかった→今度は長く勤める」
とアピールすることができます。
ポジティブに!
面接での退職理由はポジティブに行きましょう!
先ほども説明しましたが、誰だってネガティブな人を採用したくありません。
退職理由もポジティブに!
「こんなネガティブな理由があったので退職しました」
よりも
「こんなポジティブで前向きな理由があったから退職しました」
の方が絶対に印象が良いですよね。
だから、あなたがどんなにネガティブな理由で退職したとしても、それを無理やりにでもポジティブな理由に変換して、退職理由を作りましょう。
短期間で退職した時の退職理由はテンプレートを使え!
短期間で退職した時は、面接での退職理由を工夫して、採用を勝ち取らないといけません。
そして、その工夫のためのポイントは先ほど説明したとおり、
- 悪口や言い訳にならない
- 短期間での退職は不本意であることを伝える
- ポジティブに!
この3つでしたよね。
「でも、具体的によくわからないんだけど」
というあなたのために、短期間で退職した時の退職理由のテンプレートを用意しました。
短期間で退職した場合は、基本的な退職理由のテンプレートはこちらです。
1.やりたい仕事内容ではなかった
2.それでも与えられた環境の中で努力をした
3.それでもやっぱりダメだったから、やりたい仕事をするために退職した
この流れです。
人間関係やパワハラが退職理由でも、給料の安さや残業の多さが退職理由でも、基本の流れはこれなんです。
短期間で退職した時はケースバイケースで伝える
短期間での退職理由にはいろいろなものがあると思います。
面接ではポジティブに退職理由を伝えなければいけないので、あなたの本当の退職理由をそのまま伝えて良い場合と伝えてはいけない場合があります。
「そのまま伝えてはいけない場合はどうするの?嘘つくの?」
はい。その通りです。
「嘘」と言うとあまり表現は良くないですが、ストレートに言えばその通りですね。
嘘も方便
本音と建前
この言葉もありますから、採用のために嘘をつくのは悪いことではありません。
そのまま伝えて良い時の例文
短期間で退職した時の退職理由で、そのまま正直に伝えて良いケースは、
- 配属先が違った
- 最初に聞いていた仕事内容が実際とは違った
という場合です。
SE希望だったのに、営業職になってしまった。
ルート営業のはずだったのに、新規開拓ばかりの飛び込み個人営業の仕事だった。
このような場合は、短期間で退職しても仕方がないとされる退職理由なので、この退職理由を正直に伝えてかまいません。
でも、先ほどの3つのポイントは忘れないようにしましょう。
では、例文をご紹介します。
「私は営業の仕事が好きですが、1人1人の顧客との関係を重視しながら営業活動を行いたいと思っているため、ルート営業の仕事を志望しました。前職ではルート営業として採用していただきましたが、実際に配属されたのは飛び込みで新規開拓をする個人営業の部署でした。配属先では私なりに努力し仕事に励みましたが、お客様に契約をしていただいても、自分でアフターフォローができない環境であり、上司に異動の相談をしましたが、人員の関係から異動は当分無理という回答でしたので、不本意ではありますが、退職することを決意いたしました。」
「配属先が違ったから退職しました!」とだけ伝えるのではなく、与えられた環境の中で「自分なりに頑張りました」と伝えると良いですよ。
そのまま伝えない方が良い時の例文
次は、そのまま伝えない方が良いケースをご紹介します。
そのまま伝えない方が良い退職理由は、次のようなものがあります。
- 給料が安い
- 残業や休日出勤が多すぎた
- 人間関係が悪い
- パワハラがあった
- 体調不良になってしまった
このような理由はそのまま伝えると、「またすぐに退職する」、「不平不満ばかり」と思われるので、オブラートという名の嘘にくるみながら、建前的な退職理由を伝えましょう。
では、3つのポイントを踏まえた例文をご紹介します。
「前職では営業の仕事はやりがいを持って取り組むことができましたが、毎日終電で帰るのが当たり前という社風がありました。私は仕事をしながら、営業マンとしてスキルアップするための資格を取得したい思いがありましたが、前職での職場環境ではスキルアップのための時間を作ることが難しいのが実情でした。仕事を早く終わらせるような工夫もしましたが、仕事が次々に舞い込んでくるので、スキルアップのための時間を作ることができませんでした。そのため、不本意ではありますが退職することを決断しました。」
これは「残業や休日出勤が多すぎた」という退職理由をオブラートでぐるぐる巻きにして作った退職理由です。
「スキルアップしたかったけれど、残業や休日出勤が多かったからできなかった。自分なりに時間を作ろうとしたけれどダメだったから、仕方なく退職しました」
というものですね。
このように「100%嘘ではないけれど、オブラートでぐるぐる巻きにしてポジティブに変換しました」という退職理由を作ると良いですよ。
短期間で退職して面接での退職理由が心配なら転職エージェントがおすすめ!
短期間で退職すると、面接での退職理由が採用のためには非常に重要になります。
そして、採用してもらうための退職理由の作り方のポイントもわかりましたよね。
①面接官に
「この理由なら短期間で退職しても仕方ない」
「すぐに退職しない」
「不平不満ばかり言うタイプではない」
と思ってもらうために、
②次の3つのポイント
- 悪口や言い訳にならない
- 短期間での退職は不本意であることを伝える
- ポジティブに!
に注意して、
③テンプレートである
1.やりたい仕事内容ではなかった
2.それでも与えられた環境の中で努力をした
3.それでもやっぱりダメだったから、やりたい仕事をするために退職した
という流れで退職理由を作ればOKです。
ただ、それでもやっぱり面接での退職理由が不安!という人もいると思います。
そんなあなたは、転職エージェントを利用して転職活動をしましょう。
転職エージェントではキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートしてくれます。
短期間で退職したあなたの転職をプロが徹底的にサポートしてくれるんです。
もちろん、面接で使える退職理由を一緒に考えてくれます。
短期離職ならではの志望動機や自己PRなどのアドバイスもしてくれますし、模擬面接もしてくれます。
さらに、キャリアアドバイザーの方から企業側にあなたが短期間で退職したことのフォローを入れてくれるので、採用される可能性が高くなりますよ。
転職エージェントは無料で使えますので、まずは登録して、担当のキャリアアドバイザーに相談してみてください!