「第二新卒の看護師でも転職できる?」
「第二新卒の看護師はどんな職場に転職すれば良い?」
経験が浅いと転職できるか不安ですよね。
第二新卒の転職では、今後も看護師として働き続けるために現場で必要とされる基礎スキルを身に付けることが大切!
現場では即戦力が求められるので、看護師免許があるだけでは不十分だからです。
でも、短期間で完璧な看護師にならなくても大丈夫!
ゆっくりマイペースに学ぶなり、時には手を抜いて楽をするなり、あなたに合った方法で最低限度の看護スキルを身に付ければOKです。
色々なタイプの第二新卒の看護師がいると思うので、転職理由別に人気のある職場、人気がない職場を紹介します。
あなたにぴったりな転職先を見つけてくださいね。
第二新卒看護師の転職先人気ランキング1位(転職理由別)
第二新卒の看護師が転職する場合には、何を基準にして転職先を決めれば良いか分かりますか?
- 教育制度が整った職場: 看護師として一人前になるため
- 看護スタッフが多い職場:人手不足だと新人に教える暇がないから
- ひとりで判断しなくてもいい職場:アセスメント能力が十分ではないから
- 看護技術が身に付けやすい職場:未熟な看護技術を磨くため
- 第二新卒が採用されやすい職場:前回長続きしなかったという理由で不採用になる危険があるから
これらのポイントで選んだ第二新卒の看護師に人気の転職先を紹介します。
もっと楽な仕事がしたい、患者と向き合いたい第二新卒看護師が選ぶ転職先人気ランキング
1位 中規模病院(回復期・慢性期)、小規模病院(慢性期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 4 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
- 切迫する緊張感がない
- 患者様とじっくり向き合える
- 残業が少ない
- 今後急性期に転職するのは難しい
- 必要なスキルを身に付けるまでに時間がかかる
- 生活上のお世話の繰り返し業務が多い
「中規模病院(回復期・慢性期)」「小規模病院(慢性期)」が向いている看護師
転職理由が
- 急性期の緊張感に絶えられない
- 患者様と向き合う時間がとれない
- 残業が多い
のどれかで、急性期への転職を望んでおらず、繰り返し業務をしながらゆっくり学びたいタイプ
高度急性期・急性期看護を経験して、「予想と違った…」「もっと楽な仕事がしたい…」と思った看護師は、
回復期や慢性期の中・小規模病院で必要なスキルを身に付ける→クリニックや介護施設に転職してのんびり働く
こんな感じのプランにすれば、ストレスを最小限にして働き続けることができますよ。
ただし、回復期や慢性期の中・小規模病院は、看護師スタッフが多い病院と人手不足な病院に分かれるので、転職先を決める前に確認してくださいね。
もっと楽ができて、患者と向き合える「中規模病院(回復期・慢性期)」「小規模病院(慢性期)」の例
- 医療法人社団 啓医会 国分寺内科中央病院
- 医療法人社団 健育会 竹川病院
- 医療法人 愛泉会 愛泉会病院
- 医療法人 大寿会 大寿会病院
- 医療法人 桂名会 木村病院
- 医療法人社団 昌峰会 加藤病院
給料が安い、休めない第二新卒看護師が選ぶ転職先人気ランキング
1位 私立大規模病院(高度急性期・急性期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 3.9 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
- 看護技術が身に付く
- 給料が高い
- 休みがとりやすい
- 忙しくてハード
- 精神的なストレスが大きい
- 勉強が必須
「私立大規模病院(高度急性期・急性期)」が向いている看護師
転職理由が
- 十分なスキルが身に付かない
- 給料が安い
- 休みが取れない
のどれかで、忙しさや勉強、精神的ストレスが苦にならないタイプ
急性期の看護ができれば、急変時に対応できるのが一番のメリットで、今後どこに転職しても役立つスキルを身に付けられます。
若いうちに頑張っておけば、結婚や出産でライフステージが変わっても仕事を続けやすいですよ。
しかし、新卒採用が多い病院だと、第二新卒が採用されにくい傾向があります。
給料が高くて、休める「私立大規模病院(高度急性期・急性期)」の例
- 慶応義塾大学病院
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院
- 関西医科大学付属牧方病院
- 大阪医科大学附属病院
- 名古屋掖済会病院
- 愛知医科大学病院
短期間のスキル習得に挫折した第二新卒看護師が選ぶ転職先人気ランキング
1位 中規模病院(急性期・回復期・慢性期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 3.7 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
- 幅広い分野が学べる
- 精神的ストレスは軽め
- 余裕を持ってスキル習得できる
- 人手不足・教育制度が整っていない職場がある
- 希望以外に配属される可能性
- 休みがとりにくい
「中規模病院(急性期・回復期・慢性期)」が向いている看護師
転職理由が
- 急性期以外も学びたい
- 精神的ストレスを軽くしたい
- 短期間でスキル習得するのは無理
のどれかで、配属先や休みにこだわりが強くないタイプ
第二新卒で中規模病院に転職する看護師は、人出不足だったり、教育制度が整っていない職場は避けましょう。
看護職員が多く、教育体制が整っている病院なら、ゆったり働けて、看護技術も身に付けられますよ。
ゆったり、マイペースでスキル習得できる「中規模病院(急性期・回復期・慢性期)」の例
- 医療法人財団 明理会 明理会中央総合病院
- 医療法人財団 健貢会 総合東京病院
- 特定医療法人 ダイワ会 大和中央病院
- 医療法人医誠会 茨木医誠会病院
- NTT西日本東海病院
- 医療法人 名南会 名南病院
希望以外の科に配属された、大規模病院の雰囲気が合わない第二新卒看護師が選ぶ転職先人気ランキング
1位 小規模病院(高度急性期)
教育制度の充実度 | |
---|---|
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ | |
総合評価 3.6 |
教育制度の充実度 | |
---|---|
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ | |
総合評価 3.6 |
教育制度の充実度 | |
---|---|
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ | |
総合評価 3.6 |
- 希望する専門分野を学べる
- チーム内の繋がりが強い
- 大病院とは違った雰囲気がある
- 特定科以外のスキルが身に付かない
- 馴染めないと人間関係がストレス
- 給料が安い可能性
「小規模病院(高度急性期)」が向いている看護師
転職理由が
- 希望以外の科に配属された
- チーム内の人間関係が希薄
- 大規模病院の雰囲気が合わない
のどれかで、興味のある診療科に専念したい、給料を重要視しないタイプ
小規模病院(高度急性期)の特徴は、高度なスキルが身に付くことと、給与額が病院によってかなり違うことで、高給与から平均〜平均以下まで様々です。
また、チーム内の繋がりが強いので、「みんなで協力し合いながら働きたい!」という看護師に最適です。
ただし、相性の良し悪しがあるので、見学してから転職先を決めましょう。
興味のある診療科に専念できる「小規模病院(高度急性期)」の例
- 医療法人財団 岩井医療財団 岩井整形外科内科病院
- 医療法人社団 仁成会 高木病院
- 特定医療法人 渡辺医学会 桜橋渡辺病院
- 公益財団法人 唐澤記念会 大阪脳神経外科病院
- 医療法人 澄心会 名古屋ハートセンター
- 医療法人 蜂友会 はちや整形外科病院
第二新卒看護師の転職先総合人気ランキング
転職先の病院は、ここまでで紹介した5つのタイプ以外に、公立大規模病院(高度急性期・急性期)、中規模病院(急性期・回復期)、小規模病院(急性期・回復期)の3つがあります。
これら3つの病院の評価内容はこちら。
公立大規模病院(高度急性期・急性期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 3.6 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
中規模病院(急性期・回復期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 3.4 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
小規模病院(急性期・回復期)
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 3.3 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
この3つを加えて、8つ全てのタイプの病院を総合評価点で順位付けした、総合人気ランキングを発表します。
「第二新卒で転職した看護師の理由別人気ランキング」を見て、「ここに転職しよう!」と決めた看護師がいる一方で、転職時に重視したいことがたくさんあり過ぎて困っている看護師もいますよね。
そんな看護師は総合人気ランキングをチェックしましょう。
第二新卒看護師の総合人気ランキング
ランキング | 評価 |
---|---|
平均評価 3.675 | |
第1位:中規模病院(回復期・慢性期) | |
第1位:小規模病院(慢性期) | |
第3位:私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位:中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位:小規模病院(高度急性期) | |
第6位:中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位:小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位:公立大規模病院(高度急性期・急性期) |
第1位 中規模病院(回復期・慢性期) | |
---|---|
第1位 小規模病院(慢性期) | |
第3位 私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位 中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位 小規模病院(高度急性期) | |
第6位 中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位 小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位 公立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
平均評価 3.675 |
第1位 中規模病院(回復期・慢性期) | |
---|---|
第1位 小規模病院(慢性期) | |
第3位 私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位 中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位 小規模病院(高度急性期) | |
第6位 中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位 小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位 公立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
平均評価 3.675 |
第1位 中規模病院(回復期・慢性期) | |
---|---|
第1位 小規模病院(慢性期) | |
第3位 私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位 中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位 小規模病院(高度急性期) | |
第6位 中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位 小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位 公立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
平均評価 3.675 |
第1位 | 中規模病院(回復期・慢性期) | |
---|---|---|
第1位 | 小規模病院(慢性期) | |
第3位 | 私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位 | 中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位 | 小規模病院(高度急性期) | |
第6位 | 中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位 | 小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位 | 公立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
平均評価 3.675 |
第1位 | 中規模病院(回復期・慢性期) | |
---|---|---|
第1位 | 小規模病院(慢性期) | |
第3位 | 私立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
第4位 | 中規模病院(急性期・回復期・慢性期) | |
第4位 | 小規模病院(高度急性期) | |
第6位 | 中規模病院(急性期・回復期) | |
第7位 | 小規模病院(急性期・回復期) | |
第8位 | 公立大規模病院(高度急性期・急性期) | |
平均評価 3.675 |
中規模病院(回復期・慢性期)と小規模病院(慢性期)が第1位で、わずかな差で私立大規模病院(高度急性期・急性期)が第3位です。
公立大規模病院(高度急性期・急性期)は、教育制度や業務内容に関しては第二新卒に向いていますが、大きな問題は採用されにくいこと。
どれだけ内容が良くても採用されないことには転職できないので、最下位としました。
転職先がなかなか決まらない第二新卒の看護師は、急性期看護がしたければ私立大規模病院(高度急性期・急性期)、急性期看護がしたくないなら中規模病院(回復期・慢性期)か小規模病院(慢性期)に転職するのがおすすめです。
病院以外が第二新卒看護師に人気がない理由
次は、第二新卒の看護師の転職先として病院以外は人気がない理由を説明していきます。
介護施設
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 2.4 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
介護施設は介護職員が中心で看護師の数が少ないため、急変時に対応できる力が必要です。
また、教育体制も整っていないので、第二新卒の看護師には不向きです。
クリニック
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 2.7 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
クリニックは医師が常駐しているのでスキルは必要ありませんが、看護技術が身に付かないのがデメリット。
今後クリニック以外でも働きたいのなら、別の職場を選びましょう。
訪問看護ステーション
項目 | 評価 |
---|---|
総合評価 2.8 | |
教育制度の充実度 | |
看護師スタッフの多さ | |
転職直後のアセスメント能力不用度 | |
看護技術の身に付けやすさ | |
第二新卒の採用のされやすさ |
訪問看護ステーションは、1人で対応するので高いアセスメント能力がないといけません。
でも、今後さらに需要が増える分野で、やりがいもあります。
在宅医療に興味がある看護師は、基礎的なスキルを身に付けてから挑戦してみてください。
第二新卒の看護師が転職する時には面接対策が必須!
第二新卒の看護師は前の職場を短期間で退職しているので、内定がもらいにくいという問題を抱えています。
看護師不足の職場だったとしても、「またすぐに辞めそう…」と判断されれば不採用になってしまうでしょう。
第二新卒の看護師が転職を成功させるためには、面接対策がカギとなります。
なぜなら、必ず前の職場の退職理由を聞かれるからです。
理由を正直に答えれば良いとはいえ、言い方が重要です。
「キツイ先輩ばかりで、人間関係が悪くて嫌になりました」
よりも
「前の職場の雰囲気に馴染めなかったので、私に合う職場を探しています。こちらの病院で長く働いて経験を積みたいです」
と言ったほうが、前向きな印象を与えられます。
こういった面接対策が受けられるのが転職サイトです。
転職サイトには転職サポートのプロがいるので、完璧な面接対策をしてくれますよ。
マイナスイメージを持たれやすい第二新卒の看護師は、転職サイトを使って面接対策に力を入れてくださいね。