「転職エージェントを用いて内定をGETしたけど、辞退したい…」
「でも本当に大丈夫なのだろうか?」
「長い間面倒を見てくれた転職エージェントの担当者にどのような断り方をすれば?」「培ってきた関係が壊れて、その後のサポートがあるのか不安…」
結論から申し上げると、全くもって問題ありません。
新卒の就職の時と同様、条件面で将来のことを考えての辞退やより良い会社の内定がとれたことでの辞退を理由に内定取り消しは問題はないのです。
ただやはり、社会人のマナーとして担当者に配慮をしながら断りの意思を伝えること
は必須です。
ここでは、転職エージェントで内定をもらえたあと辞退したい場合に適切な断り方等どのように対処をするのがベストなのか紹介したいと思います。
目次
転職エージェントへの内定辞退でしてはいけない断り方
転職エージェントへの内定辞退はOKと先ほど言いましたが、やってはいけない断り方も、もちろんあります。
まずはNGな内定辞退方法を確認しましょう。
入社直前の辞退は禁物(なるべく早く連絡する)
内定辞退は一般的なことです。
でも入社直前に辞退した場合、企業側又転職エージェント側に大きな負担をかけてしまいます。
転職エージェントにとってみれば紹介した人の誠意のない対応により、自社の信頼を下げることになります。
また、企業側にとってみれば、計画していたことを白紙に戻し、もう一度一から人材確保に努めなければいけなくなります。
双方に迷惑が掛かってしまうので、なるべく内定辞退の場合は早い連絡を心がけましょう。
内定企業の悪口を言うこと
内定辞退をする場合、担当者に内定企業の悪口を言うことは避けましょう。
転職エージェント側も自信をもって推薦した会社であり、悪口を言うことは
転職者側の評価を落とすことにもつながります。
内定辞退の理由は条件面で折りあわなかったなど、正直に伝えることは大切
ですが婉曲的な言い回しを使うことが断り方のポイントです。
転職エージェントへの内定辞退の正しい断り方
「内定」とは企業側から応募者に対して「入社してもいいですよ!」という合格通知であり、「契約」ではないことを認識してください。
つまり、契約後に辞退すれば問題になりますが、契約前の内定の段階では辞退は一般的なことなのです。
もちろん普通の転職エージェントの担当者も、この旨を理解しているので強引に撤回を求めてくることは多くありません。
(担当者の中には強引な撤回要求としてくる人もいます。その対処方法は後ほど紹介します。)
内定辞退で注意するべき点は、社会人とし又自らの市場価値を下げないためにも担当者側になるべく迷惑を掛けないように配慮することです。
内定辞退はメールと電話両方でする
内定辞退を伝えるのは転職者側も転職エージェント側も気分が良いものではありません。
でも、その状況から逃げるのではなく、誠実に断ることが大切です。
連絡の方法は電話とメールどちらも利用するのがベストです。
電話で直接声を通してキャンセルすれば、転職エージェント側に誠意が伝わります。
また、メールで断りの内容を送ることで文面として残るため、転職エージェント側に
とっても今後の材料にすることができます。
内定辞退の理由を正直に伝える
転職エージェント側も内定辞退の理由を聞くことで自らの今後の仕事に役立てることができます。
転職者の中には理由を伝えたくないという人もいますが、今後の担当者との関係などを考えて正直に誠意をもってキャンセルの理由を伝えることが大切です。
転職エージェント側も正直に教えてもらったことで、相手から誠意を感じ、今後もいい紹介をしようという気持ちになります。
自分の利益のためにも相手の利益のためにも正直に伝えることが断り方のポイントです。
これまでの関係に感謝を示そう
概ね3か月という短期間の付き合いですが、その間に信頼関係など築いてきたはずです。
社会人として、転職のサポートをしてもらったこと、相談にのってもらったことなど、感謝の意を表すことを忘れないことが重要です。
内定辞退という、ともすると互いの信頼関係が気まずくなる嫌な状況下で感謝の意をしめすことにより、担当者からの転職者に対する評価も変化せず、以降もいい案件を紹介してくれる可能性がぐっと高くなります。
転職エージェントによる内定辞退の撤回要求が強引でしつこい場合の対処法
大方の転職エージェントの担当者は内定のキャンセルをしても理解してくれます。
ただ転職エージェント側の紹介すればするほど利益が増える構造からして、内定辞退の撤回要求が強引でしつこい担当者も中には存在します。
このような担当者である場合、どのような対処法を用いてキャンセルすればいいのかその対処の仕方を紹介していきます。
担当者を変えてもらう
会社は利益を追い求める組織なので、ノルマのために撤回要求が強引でしつこい担当者がいなくなることは無いでしょう。
一つの転職エージェントの担当者全てが同じではありません。
同じ転職エージェントであっても、強引な担当者もいれば転職者の気持ちを理解しようとする誠意のある担当者もいます。
運悪く強引で誠意のない担当者に出会ってしまった場合は、迷わず担当者の変更をお願いしてみましょう。
変更してもらえない場合は、次に紹介する関係機関に連絡する方法を取ってみてください。
関係機関に連絡する
強引に内定辞退の撤回をしようとする担当者にあたった場合、労働局などの
正式な関係機関に相談することがいい方法です。
内定辞退は法律的にも全く問題なく、強引に撤回させようとする転職エージェント側
に法律に抵触するような問題があるからです。
関係機関に相談することを通じて、内定辞退のキャンセルは正当であることを転職側
に理解してもらいましょう。
このような事態に陥らないためにも、問題が起こらないような断り方を事前にしておくことが大切になってきます。
転職だけでも大変であるにもかかわらず、エージェントとのいざこざで精神的に疲弊させたくないですよね。
転職エージェントへの内定辞退で気まずくなり、その後のサポートが不安
転職エージェント自体を変えてみましょう。
転職エージェントはたくさんありますが会社によって転職者に対する対応の仕方には大きな差があります。
人生の一大イベントである転職を成功させるために、自分にあったベストな転職エージェントを探しましょう。
まとめ
転職エージェントを用いて内定を勝ち取った後、辞退するのは問題ありません。
ただ自分のためにも相手方のためにも、適切なキャンセル・断り方をすることが
とても大切になってきます。
適切な断り方をすることで、気まずくなる内定辞退の状況をより良いものに変えることができるのです。